BATTLAX PRO SHOP走行会 #5 at 鈴鹿

サーキット走行

午前6時40分。憧れの鈴鹿サーキットへやって来ました!今日はBRIDGESTONE主催のBATTLAX PRO SHOP走行会(以下BS走行会)が、ここ鈴鹿で開催されるのです。

東京に住むライダーにとって鈴鹿はちょっと遠い存在ですが、一度は来てみたい、できれば走ってみたいコースなのですよ。
今も数多くの熱戦が繰り広げられているサーキットですからね!

広くて綺麗なピットにマシンを入れて、車検に向けて準備を進めていきます。

車検の待機中です。
このあと空気圧を調整してもらいました(Front 230kPa / Rear 250kPa)。

すべての手続きが完了して一息ついたあと、8時半からブリーフィングに参加します。
鈴鹿のBS走行会では、他のコースとは違うルールが設定されているため、伝達事項が多いのです。

  • 全クラス先導付き走行
  • クラス内は5名前後のグループに分けられ、グループごとに先導が付く
  • グループ内での追い越しNG、ただし譲り合いはOK
  • 先導の判断で、グループごとにまとめて追い越す
  • コース中の2つのポイントで、ペースを落とし隊列を整える
  • グループから遅れて単独走行になった場合は、スイーパーが拾って先導する
  • チェッカー後は一周走らずショートカットルートでピットイン
  • 走行前は合図があるまでエンジンOFF

鈴鹿初走行なので先導走行はむしろありがたい。キリキリ走るよりも楽しく走るFun Ridingことを重視したいのです。なにしろ家庭や仕事に影響が出たら、サーキット走行を継続できなくなっちゃいますからねw

なお、今回のYSP杉並南からの参加メンバーはこちら。

1本目

佐野メカ、Kumaさん、kurokiはBクラス。YoshidaさんはCクラス。
午前10時、Aクラスの走行が始まりました。我々Bクラスもそろそろ準備を始めますか。
しかし蒸し暑い。レーシングスーツを着るだけで、全身から汗がジワッと出てきます。これから30分の走行が思いやられるのでした。

クラスごとに列に分かれて、走行開始の合図を待ちます。その光景をBS走行会MCの竹内さくらさんが撮影してくれました。こういう写真は自分では撮れないので嬉しいですね。

午前10時半。シグナルがグリーンとなり、走行開始です。
事前にYouTube動画で予習していたのですが、やはり頭で覚えたコースには身体が上手く反応してくれません。
反復して身体に覚えさせなきゃ使いものにならないので、1本目は先導のラインを忠実になぞることに専念するのでした。

鈴鹿は長いし難しいですが、とても楽しいコースです!
人気があるのも頷けますね。

30分の走行枠が、無事に終了しました。
なお、BRIDGESTONE BATTLAX RS11がいい感じに削れております。立体交差を境に右回りが左回りに切り替わる鈴鹿のレイアウトのおかげで、左右均等に削れてたこともあるでしょうが、偏摩耗は見られません。
以前、RS11を「フツーに良いタイヤ」と評しましたが、コースを走り込むにつれて好きになっていきます。とにかく素直に曲がってくれて、狙い通りにラインを描けます。タイヤが余計な主張をしないので、走りに集中できます。

お昼休み

午前11時40分。カフェテリアのSUZUKA-ZEで、ちょっと早めのランチにしましょう。
「ボリューム満点カツカレー」にするか迷いましたが、「豚しゃぶラー油そば」にしました。午前中だけで麦茶を2本飲み干しているぐらいに汗をかいていると、冷たいものをツルッと食べたい気持ちになるのですよ。その後、佐野メカとKumaさんがカツカレーを取って戻ってきましたが、その大ボリュームを見て正しい選択だった頷きましたw
ちなみに、漬けだれは辛めで豚しゃぶや蕎麦とよく合います。また、天かすの食感がいいアクセントになっています。フードコートのメニューとしてはレベル高い仕上がりで、結構満足できました。

午後1時40分。ブリヂストンモーターサイクルタイヤ佐藤社長によるタイヤ講座にも参加します。

しかし暑い…。
9月も半ばだというのに、肌に突き刺さって痛い日差しと、包み込むような湿気と熱気のコンボ。熱中症と隣り合わせの厳しい残暑です。

2本目の走行まではカフェテリアの中へ避難して、カフェラテを飲みながら涼みましょう。

2本目

午後2時になりました。2本目も楽しんで走りましょう!
kurokiが走るBクラスのグループ1では、先導の判断で追い越しが解禁されました。グループ内でお互いに挨拶をして、遅かったらどうぞ抜いていってくださいと声がけをします。なお、このグループ1ではKATANA1100の方が速いです。80年代のマシンなのでストレートの速度は伸びませんが、コーナーがとても速い。乗り手の腕がいいんですね。

走行開始。1本目で覚えたはずのコースを忘れてしまい、不甲斐ない走りでスタートしましたが、徐々にコースへの理解度が上がっていきます。前を行く先導のラインを、できるだけなぞって走ると、走り方もだんだんわかってきました。最後の方はちょっとはマシなペースで走れるようになりました。

チェッカーが振られてピットロードに入ったところで、先導の方に並ばれて「速いっすね~」と言われたのは、素直に嬉しかったです。

無事に走行終了!おつかれさまでした!

所感

鈴鹿は難しいけど楽しいコースです。
コース長5,807kmのロングコースは、ゆっくり走ると3分以上かかりますし、コーナー数も18と多いため、身体が覚えてくれるまで時間がかかりました。しかし、コースがわかってくると、難しいけど攻略できる難易度だと感じられて面白くなり、気付いたら夢中で走ってました。こんなにワクワクしたのコースは、もしかしたら初めてかも!?
1つ目のシケインのあとのスプーンカーブと、西ストレートを駆け上がった後の130Rの高速セクションは最後まで怖かったです。でも、コースをもっと覚えれば進入速度を上げられて、先導から遅れずにラインをトレースできるはず、といった攻略の糸口がつかめました。予習復習をしっかりして、次回の走行会にのぞみます!

今回は全クラス先導付きでしたが、これはとても助かりました。コースへの理解度が短時間でメキメキ上がりましたから。
また、少人数のグループに分かれているため、最後まで先導のラインが見える位置で走行できたのも良かったです。さらに2本目ではグループの先頭、つまり先導のすぐ後ろを走ったため、インストラクターがkurokiのペースに合わせてくれて、とても走りやすかったです。
ロングコースを楽しく安全に走りたい、という参加者の思いを上手に実現してくれた仕組みだと思います。

なお、杉並南メンバーもそれぞれ楽しめた様子。
特にYoshidaさんは走行中、肩に力が入りがちでしたが、先導によってペースがほどほどに抑えられたことで、のびのびと走りを楽しめたそうです。いつも自己ベストを狙うような走りをせず、自身を俯瞰して見られるようなペースで走れたことは、上達のブレイクスルーになったやもしれません。

一人打ち上げ

連泊はkurokiだけだったので、一人ホテルへ戻ります。佐野メカ達はこのまま東京へ。
ホテルに到着してすぐ、汗でぐっしょり濡れたウエアを脱いで大浴場に身体を沈めると、まるで自分が溶けていきそうな気持ちよさに全身が震え、思わず声が出ましたw

ひとっ風呂浴びて汗も引いたので、平田町駅へ向かって歩いていきます。しかし、今晩の夕食をと考えていた「洋食屋 ポルコ」が臨時休業なのでした。
第二候補の「やま斗」に入ると、先客は一組だけ。カウンターの一番奥にスッと座れました。

まずは冷たい生ビールでスタート。おつまみは枝豆です。

お刺身の盛り合わせには、日本酒を合わせましょう。
マスターに選んでもらったのは、福島の地酒「一歩己いぶき」。さっぱり目の飲み口がお刺身の味を膨らませて、しみじみと美味しさを味わえます。

鶏もも肉の柚子胡椒焼きには、再び生ビールを合わせます。キリッとした刺激がこれまた美味い。

最後の〆は海鮮海苔巻き。地元三重の地酒の「而今じこん」。地元でもなかなか卸してもらえないレアなお酒だそうです。華やかで程よい重さで、実に美味しい。しみじみ美味しい。

シアワセな余韻に浸りながら、一人打ち上げを閉幕するのでした。
とても美味しいお店でしたので、また来たいですね!

復路

翌朝、午前8時。ホテルルートイン鈴鹿をチェックアウトして、東京へ戻ります。
今日は午後から雨になる予報です。湿気をたっぷり含んだ空気が雨を予感させます。

鈴鹿ICから高速に入ると、東名阪道→伊勢湾岸道→新東名→東名と高速を一気に走り切ります。途中、静岡SAでトイレ休憩とガソリン給油をした以外はノンストップ。
午前12時半、YSP杉並南に到着して、帰着報告と汚れたマシン(特に足回り)を洗車するのでした。

しかし、鈴鹿も暑かったですが、東京も負けずに暑い!
道中雨に降られなかったのは良かったですけど、汗で全身がぐっしょり濡れてしまいましたw

サーキット走行

Posted by kuroki