SHOEI P.F.S.で風切り音対策
高速道路でインカムがほぼ使えない。
kurokiの公道用ヘルメットにおける一番の悩みが、SHOEI P.F.S.によって解消されました。
本稿では、その詳細を書いていきます。
公道用ヘルメットの風切り音は解消できる
kurokiが所有している公道用ヘルメットは、この二つです。
どちらにもBluetoothインカムのB+COM SX-1が内蔵されていますが、100km/h超の速度になると風切り音がかなり大きくなります。
音楽はほとんど聴こえなくなります。
会話に至っては絶望的で、相手の声が聞き取れません。
ネイキッドなので仕方ない。
ずっと諦めていたのですが、その認識が完全に間違っていたことに気付かされたのです。
それは、先日のYoshida号納車ツーリングのこと。
MT-10仲間が集まって走ったのですが、奇しくも全員がほぼ同じ装備でした。
- バイク: MT-10 / MT-10SP
- ヘルメット: SHOEI GT-Air 3 / J-Cruise 3
- インカム: B+COM SX-1
ところが、第三京浜に入って100km/hのペースになっても、普通に会話できているのです。kuroki以外は。
これはかなり衝撃的でした。
ただ、飯味パイセンも以前はkurokiと同じ症状だったそうです。
SHOEI Galleryで調整したことで、風切り音が大きく減って高速道路でも普通に会話できるようになったとのこと。
まさに耳よりな情報です。
ちょうど今はオフシーズン。
こういう対策は今のうちに済ませておこうと思い立ち、kurokiもSHOEI Galleryの予約をするのでした。
SHOEI Gallery Tokyo
神田明神の階段を降りたあたりに、SHOEI Gallery Tokyoがあります。
Galleryの名前の通り、SHOEIヘルメットがフルラインナップで展示されています。
モーターサイクルショーなどの大型イベントでなければ見られない光景が、ここでは常時展開されています。
SHOEI P.F.S.で静音対策
午後3時。kurokiの予約時間になりました。
てっきりスピーカーの位置調整をすると思っていたのですが、なんとヘルメットのフィッティングを見直すことになったのです。
というのも、頬の部分のフィッティングが緩く、そこから風が内部に流れ込んでいるそうです。
その風がヘルメットの内部で乱流となり、耳元に強いノイズが発生します。これが風切り音の正体です。
なお、チンカーテンも風の流入防止に効果的で、90km/hぐらいから違いが感じられるとのこと。
SHOEIスタッフにGT-Air 3を預けて、P.F.S.(パーソナル・フィッティング・システム)がスタート。
kurokiの頭のサイズを計測し、適切な内装に取り替えていきます。
- チークパッドを35mmから39mmに加工
- 頭頂部の右側にハードパッド3枚を追加
かなりピタっとフィットしました。
kurokiの頭は少し右側が窪んでいるため、かぶったヘルメットが右側に若干傾きます。
それを補正するためのパッドも追加されます。
このフィッティングでも風切り音が抑えられない場合は、B+COM SOUND PADSというスピーカー用の筒を装着するといいそうです。
内蔵スピーカーの位置は動かせないため、筒で遮音してスピーカーの聞こえを良くするわけです。
しかし今回は、SOUND PADSを追加しないことになりました。何が効果あったのかを切り分けるためです。
面倒であっても一歩ずつ変更する。トラブルシューティングの基本ですね。
なお、どちらをやってもダメだった場合は、諦めて欲しいとも言われました。
変に希望を持たせられるよりも、諦めがつきます。
テストライド
2月15日。テストライドのため関越道を走行します。
今回はソロなので、音楽の視聴チェックのみ。
P.F.S.の効果をはっきり体感できました。
明らかに風切り音が減っています。
100km/h以上の速度でも、音楽がしっかり聴き取れます。
もちろん速度を上げるとノイズは強まりますが、常識的な速度域であれば問題ありません。
なお、後日のツーリングで会話もテストしました。
クルージングスピードなら会話OKでした。
まとめ
「なぜもっと早くやらなかったのか」
正直言って、P.F.S.でここまで変わるとは思っていませんでした。
静粛さがまるで別物です。
実はP.F.S.は今回初めてではありません。
通算3回目だったりします。
- J-Cruise: 物販イベント会場で実施
- GT-Air II: にりんかんでの購入時に実施
それだけに、なぜやらなかったという後悔が募ります。
一番の原因は、フィッティングが静音対策になるという考えがまったくなかったからでしょう。
また、量販店で実施するP.F.S.は、そのお店で新品を買うという縛りがあります。
後から必要性に気付いたときは、量販店の物販イベントなどに足を運ぶ必要がありました。しかも、だいたい長蛇の列です。
しかし、SHOEI Galleryであれば、都心で常時P.F.S.が行えます。
予約必須なので、現地で待つこともありません。
なにより、対応するスタッフの熟練度が高いです。
その分、価格は高めですけどね(持ち込み対応時の施工料:6,000円)。
次回のヘルメットでも、必ずP.F.S.をやろう。
そう決意するkurokiなのでした。
その後のエピソード
2月27日。J-Cruise 3でP.F.S.を実施。
ジェットヘルという構造上、顎からの空気の流入は避けられないため、SOUND PADSも追加しました。
3月13日。X-Fifteenでも実施。
サーキット専用ヘルメットなので、インカムは付いていません。純粋にフィッティングのためです。
その代わり、コース走行の前傾姿勢に特化したレーシング仕様にしてもらいました。