【コラム】マシンの姿かたちについて
MT-10のフロントマスクは個性的。
なので、好き嫌いがハッキリ分かれます。
どちらかというと、否定的な意見のほうが目立つかも。
「ブサイク」とか言われたりしますし。
そこで今回は、MT-10SPオーナーとなったkurokiが、マシンの姿かたちについて思うところを語ります。
優先順位
昨年の秋、YAMAHA Motorcycle Day 2018というイベントが苗場プリンスホテルで開催されました。
その後、trx850.jpの仲間と舞子高原に宿泊。バイク談義で盛り上がったのですが、そこで思わぬ反応をされた話題がありました。
kurokiはTRX850のデザインを、実はあまり気に入っていなかったということに。
TRX850のことを好きで好きでたまらない!と思われていただけに、波紋は大きかったようです。
「姿かたちに惚れたマシンにしか乗りたくない!」
そう思われるバイク乗りは、きっと少なくないはずです。
しかしkurokiは違うのです。そういう嗜好じゃありません。
- エンジンから感じるビート
- 峠道・サーキットでの走行性能
- ツーリングでの利便性
- 姿かたち
この通り、姿かたちの優先順位は低いのです。
優先度の高いところが満たされれば、すべてが揃わなくても満足するのです。
実際、TRX850もMT-10も、その走りに惚れております(1と2)。
サーキットからツーリングまで使える守備範囲の広さも魅力です(2と3)。
そして、両車ともフロント周りの見た目は好みじゃありません。
ですが、横からや斜め後ろからの見た目は、塊感と曲線のバランスがよく気に入っています。質感が高くて美しいです。
プラスマイナスした結果は及第点ですが、姿かたちに惚れたマシンじゃありません。
全体的に見ると、1~3が満たされているので満足!と評価するのです。
どのみち、走ってるときは視界に入るものしか見ませんし。
外観にこだわり過ぎるのは得策じゃないと思うのがkurokiの見解です。
kurokiのマシン遍歴
そんなkurokiにも、姿かたちに惚れ込んで購入したマシンがありました。
YAMAHA XJR1200です。
どうしてもこのマシンに乗りたくて、普通二輪の限定解除(現在の大型二輪)を果たしたほど、本気でした。
しかし、XJR1200のオーナーだった期間は、わずか2年。
姿かたちは大好きでも、重厚な走りはkurokiが求めていたものではありませんでした。
バイク屋さんの勧めでTRX850に乗り換えると、走りの楽しさに目覚めてしまいます。
このマシン以降(詳細はマシン遍歴参照)、走りが優先順位の上位に来るようになり、姿かたちの順位は下がっていきました。
姿かたちに惚れ込んだマシンでも、所有すれば普通になり、割とすぐに飽きてしまう。
それより走行性能やツーリング性能を重視した方が、飽きずに楽しめる。
振り返ってみると、kurokiはそういう嗜好の持ち主だったようです。
惚れたデザインは数少ない
20年以上のバイク好きですが、「超カッコいい!惚れる!」となったマシンは、実は数えるほどしかありません。
XJR1200以外では、以下の車種がラインナップ。
YAMAHA SRX400
DUCATI 996
MV Agusta F4
しかし…見事なまでにGKダイナミックスとマッシモ・タンブリーニデザインばかりですわ。
姿かたちの優先度は低いと言いながら、本質は面食いであることを自覚させられますw