【コラム】ライディングテクニックでの気づき3選

コラム

これまでkurokiは、ライディングテクニックの向上を目指して試行錯誤を続けてきました。
その成長ペースは遅く、もがいた時間は20年以上。

だからこそ、さまざまな気づきも得られました。
その中でも「これは自分を変えたな」と思う重要な気づきを、3つピックアップして紹介します。

  1. 身体をインに入れ、バイクを立てて曲がること
  2. 荷重をかけて車体を沈めること
  3. どんな直線もしっかり開けること

本稿を読んでいる方にも、走りの転換点が訪れると嬉しいです。

想定読者

  • サーキット中級者(TC2000のタイムが1分10秒~20秒)
  • ワインディングのペースが伸び悩んでいる経験者

身体をインに入れ、バイクを立てて曲がること

自己流でサーキットを走っていた頃、走行会を主催しているバイクショップの店長さんから、ハングオフのフォームを教わりました。
要は「身体をインに入れ、バイクを立てて曲がる」ためのフォームです。

「え?こんなに身体を落とすの?」と驚くほど、身体全体をイン側へ移動させます。外側の尻だけでシートに座っている状態です。

今まで漫然とリーンウィズだけで走っていた私にとって、これは衝撃的な気づきでした。
ただし、このフォームを自分のものにするまでには、かなりの時間を要しました。
実際、慣れるまでは従来のリーンウィズのほうが速く走れていましたから。

それでも、いつか結果が出ると信じて続けました。
ヒザを擦れたとき、苦労がやっと報われたと思いました。

荷重をかけて車体を沈めること

ヒザを擦れるようになってから、あることに気づきました。
走行ペースが上がり、勢いよくコーナーへ飛び込めるようになると、自然とヒザが擦れるようになったことに。

これはつまり、車体にしっかりと荷重がかかり、サスペンションが縮んだ結果、ヒザと路面の距離が近くなったからではないか、そう考えました。

荷重をかけて車体を沈めること」の重要性に気づいたことで、荷重に対する理解が一気に深まりました。
フロントブレーキで荷重を作ること、コーナー中盤までブレーキを残す意味などが、自分の中で明確にイメージできるようになったのです。

感覚的にやっていたことが、自分の中でしっかり言語化できるようになったのは、この気づきがとても大きかったです。

どんな直線もしっかり開けること

TC2000で1分10秒切りを達成するために、決定的に必要だったのが「どんな直線もしっかり開けること」でした。

GPSロガーのデータを、1分切りのレーサーのデータと比較してもらったところ、コーナリングスピードはほぼ同等、むしろレーサーのほうが低い場合すらありました。
一方で、ストレートスピードには明らかな差がありました。

データ上でも、私の走りに足りないことが明確になりました。
もはや言い訳の余地がありません。

まずは、直線をしっかり開けきることを意識し、自分の走りを組み直します。
最初は恐怖感が先立ってギクシャクしたものの、意外とすぐに効果が現れてくれ、あっさり1分10秒切りを達成しました。

そして、今まで見えていた景色の流れ方が明らかに速くなったことに気づきました。
視覚的にも、自分のペースの変化を実感できるようになりました。

この走りをSUGOで適用してみたところ、念願の1分50秒切りを達成できました。

直線をしっかり開けることは、さまざまな熟練者が異口同音におっしゃっている、いわば常識的なことです。
わかったつもりでできていなかった、その事実に気づけたことが重要です。

まとめ

この3点の気づきは、私の中でも大きな転換点となったことです。
同じような段階でもがいている方にも、走りの転換点となれば嬉しいです。

ちなみに、私の目標はTC2000を1分3秒台で走ること。
今までの傾向から何らかの壁にぶつかることは自明ですが、そこで得られた気づきを、いつかまた共有したいと思っています。

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Posted by kuroki