東京モーターサイクルショー2022
コロナ禍で開催が延期になっていた東京モーターサイクルショーが、2年ぶりに開催されましたので行って来ました。
国内メーカーのブースに入るまでは1時間近く待たされれる、という事前情報を得ていたので、午前10時の開場前から入口前に並んで待ちます。
今日のもちろんお目当てはここ!
新型MT-10が展示されているYAMAHAブースであります。
新型MT-10
発売され次第、新型MT-10SPに乗り換える予定のkurokiが、現役MT-10SP乗り視点で気になるところをチェックしていきます。
発表当時話題になった「眉毛」ですが、実物を見ると意外と気にならないです。
まーすぐに見慣れるでしょ、と思っていたのですが、やっぱり些末なことでした。
ドラレコのフロントカメラは、眉毛の根本にある×形状の樹脂パーツ近辺に設置することになりそう。ただ、マウント方法はよく調べないといけません。
ActionCamやGoProのマウントは、ライト周りのボルトにステーを共締めすればいけるかも。こちら要調査です。
ラジエーターサイドのフロントウインカーは要カスタムポイント。従来型みたいにフロントフォーク近辺に移設したいところ。純正アクセサリーのレバーガード一体型ウインカーにするのもよさそうです。
リアシート周りは現状と変わらないみたい。
YAMAHA広報の方に直接お聞きしたところ、シート下のレイアウトは現行MT-10と変わらないとのこと。つまり、ETCやドラレコ本体は従来通り収納するスペースがあるようです。
中の人に直接お話できるのが、こういうショーに行く特典ですね!
EURO5に対応したマフラーの
サイレンサーも従来製品がそのまま使えそうです。
ブレーキランプはMTロゴをイメージした形状になっています。テールのスポイラーもなくなってスッキリしています。
リアフェンダーの形状はスッキリとシャープになっているため、フェンダーレスにしなくても良さそうです。
リアウインカーの形状もシャープで気に入ってますが、サイドバッグと干渉する場合は要交換です。
エンジン廻りの造形は相変わらずメカメカしい。超好みです。GBRacingのプロテクターをつけたいのですが、この造形を隠すのはもったいない…と思ってしまうのです。
ハンドルポストがブラックになったのは良き良き。
ステップもブラックになったけど、フットレバーやペグがシルバーなのはいただけない。全部ブラックに統一したい。
YAMAHAブース、たっぷり堪能いたしました。さて、このあとはパーツメーカー、部品メーカーをチェックしに行きましょう。
OHLINS
kurokiはOHLINSが大好きです。長らく使ってきた実績が信頼となって積み上がり、製品への愛着となっています。ブランドロイヤルティが高いのです。
そして、そのOHLINSの原点がこのTHE FIRST OHLINSだそうです。ほほ~。
うほほ。素敵な光景。眼福眼福。
正立フォーク RWU NIX25シリーズをTRX850に入れたいけど我慢。
XJR1200の三叉一式に交換すれば装着可能らしいですけど我慢。
むしろFKS Series カートリッジキットを導入する方が現実的。同じ直径41㎜のMT-07用がラインナップされていますので、流用しやすいでしょうね。
しかしエグいなぁ、この肉抜き加工。惚れ惚れしますわ。
Brembo
Bremboブースも萌えますね。時々猛烈にキャリパーを変えたくなるんですよ、なぜか。
それよりも、こういうエロいステーやボルトにグラッとくるのです。カラーアルマイトじゃ得られらない満足感。
実にオサレなブレーキラインですこと。そそられるなぁ。
J-Trip
J-Tripのチタン製のリアスタンド!めっちゃ軽い!ほしい!
写真の状態は開発中のプロトタイプで、製品版では飛び出した取手の部分はなくなるみたいです。「私も不要だと思います」とショートローラースタンド愛用者の声を届けておきました。
ご自分でタイヤ交換をされる皆様、リアタイヤ装着のお助けリフターも発売されますぞ。
傾斜の板で大体の位置を決めて、取っ手で位置の微調整。終わったらアンダーカウル方面にリフターを押し込んで、おしまいです。
YAMAHA YZF-M1
D.I.Dブースには、ファビオ選手のYZF-M1がしれっと置いてありました。
さすがは現役MotoGPマシン、発するオーラが桁違い!会場にはいろんなマシンが置かれていますが、それらが雑魚キャラに見えてしまうほどです。
ホイール、スプロケット、チェーン、何から何まで超一流の凄みがあります。
カーボンブレーキシステムはすごいですね。圧倒される質感。
ウイングレットは意外と大きくてかわいいですw
同じチェーンメーカーのRKジャパンのRK刀にもグッときましたよ。
SHOEI
愛用ヘルメットのSHOEIブースです。X-Fourteenの後継機種が出るのを待っておりますよ~。
ドラゴンボールのスカウターみたいなHUD内蔵ヘルメット、
こういうヘルメットの登場を心待ちにしているkurokiですが、ナビの方向指示を表示する程度では物欲がわきません。歩行者が強調表示されたり、取り締まりに関する情報が表示されれば買います。インフラが整ったら次はコンテンツの進歩です。
ただ、実用化されるのはまだまだ先でしょうけども。
WINS
金沢のウインズジャパンのドライカーボンヘルメット、A-FORCE RS FLASH typeC。
軽量である上、インカム対応、インナーバイザー内蔵、シールドの曇りどめなどのユーティリティ性も高く、5万円というお手頃価格。かなり魅力的なヘルメットです。
ジェットヘルのA-FORCE RS JETもいい感じですね~。
20年来のSHOEI愛用者であるkurokiも、ちょっと心がゆらぎました。
ただ、積み重ねてきた信頼は簡単には揺るぎませんので、今後もSHOEIを選ぶと思います。やっぱりSHOEIが好きですから。
bimota KB4
2019年、倒産寸前のbimotaをKawasakiが資本提携して救済。その後、Ninja 1000SXの4発エンジンをbimota独自フレームに搭載したマシンが、このbimota KB4です。
車両重量は194kgと軽量に仕上がっています。Ninja 1000SXは236kgですから、かなり軽量化を頑張ってます。
電子制御もNinja 1000SXを踏襲したモリモリの仕上がり。
フレームなどにはbimotaのアイディアがいろいろ盛り込まれているようです。
価格は437万8000円ですが、日本製コンポーネントの信頼性の高さ、Kawasakiのディーラー網が使えることを踏まえると、国内200台の販売台数はすぐにクリアできるんじゃないかな。最近のKawasakiは商売が上手い!(褒めてます)
面白いのがリアシート下のラジエーター。benelli Tornado 900Treの拡散波動砲を思わせますw
エンジンの前にラジエーターがなくなった分、エンジンを前方にオフセットした結果、ZX-6Rより10mm短い1,390mmというホイールベースを実現できたそうです。なおスイングアーム長は555mm。これはクルクル曲がるね。
ただ、冷却効果については今後の見極めが必要でしょう。一般ユーザーのロードテストで揉まれて改良されないと、新機構は使えると判断できません。生き残れず消えていった方が多いですから。
夜桜
東京モーターサイクルショーをたっぷり楽しんだあとは、お台場から赤坂へ移動。
嫁と合流してから、アークヒルズの夜桜を堪能したのでした。