新スマホマウントはQuad Lock

バイクカスタム

New MT-10SPへの乗り換えを機会に、kuroki号のスマホマウントをQuad Lockに切り替えました。
これから変更までの経緯をざっと振り返ってみようと思います。

SP connect

2019年12月よりSP connectを使い始めました。専用ケースによる簡単脱着と制限されない画面操作、ワイヤレス給電によるケーブルフリーの実現など、とても完成度の高いマウントシステムでした。

しかし、毎年iPhoneを買い換えるkurokiにとって、専用ケースを必要とする運用がアダとなります。

  • コロナ禍のロックダウンの影響で、新型iPhone用ケースの供給の目処が立たなかったこと
  • 新型iPhoneケース発売までに使用するユニバーサルフォンケースが使いにくく、しかもリコール回収となったこと

これらが原因でSP connectの利用を諦めることになりました。

DAYTONA スマートフォンホルダー3

2021年1月よりDAYTONA スマートフォンホルダー3に切り替えました。ヘアライン加工のアルミアームがアクセントの洒落たマウントですが、残念ながら使い勝手は下がってしまいました。

まず、スマホをマウントするホルダーのツメが画面操作の邪魔となります。ナビの現在地ボタンなどの画面の端にあるオブジェクトがタップしづらいのです。場所によってはツメに隠れてタップできません。
DAYTONAの前モデルでは邪魔に感じませんでしたが、このモデルはツメがガッチリと大きいため邪魔になるのです。

また、片手でスライド部を固定させながら、残りの手でスマホの脱着する必要があります。片手だけの脱着はちょっと難しい設計です。
前モデルは片手だけで容易に脱着できました。安全性もしっかり確保された状態で。

さらに、動かすとギシギシと軋む音がするのです。プラスチックがこすれるような安っぽい音で、これが大きく質感を下げています。

このような小さな不満がくすぶっていました。一定以上のクオリティはあることは確かですが、SP connectの高い完成度を知ってしまうと…。

Quad Lock

New MT-10SPへの乗り換えを機会に、不満に思う部分のアップデートを実施。その一環でスマホマウントを見直して専用ケース方式に回帰します。
SP connectへ戻るのもアリでしたが、以下の理由でQuad Lockを選びました。

  • スマホを装着していないときのマウントが最小限
    • SP connectのワイヤレスチャージャーは意外と大きかった
  • 専用ケースが無いときは汎用ケース+ユニバーサルマウントで対応できる
    • 専用ケースを使えない時期の運用も現実的
  • せっかくなので 新しいモノを試してみたい!

New MT-10SPへ装着した状態。ツメに邪魔されないストレスフリーな操作性は専用ケース方式ならでは。やはり快適です。

横置きも簡単にできます。
ただし、斜度を付けないとiPhoneが横置きと認識してくれないため、マウントの調整かスマホの設定が必要となります。

マウントには「ハンドルバーマウント PRO モーターサイクル用」を使用。取り付け位置を下げるため、アームは撤去されています。
その結果、必要最小限のパーツ構成となり、とてもスッキリしています。

スマホを装着するには、ケース側のメス部をマウント側のオス部をにはめ込んで、カチッと音がするまで回します。
マウント側のレバーを押し下げた状態で、ケース側を回すと取り外せます。

ただし、はめ込むのが難しい! これには慣れが必要です。
しばらくはケースの背面に指を添えて、はめ込み位置の補助をします。身体が適切な位置を覚えるまで、修練修練!

iPhone 14 Pro専用ケースが未入荷なので、汎用ケースに「汎用ユニバーサルアダプター V3」を貼り付けてあります。案外このままいけるかも。なお、3Mの両面テープはめっちゃ強力なので、ポロリは無さそうであります。

有線給電

SP connectのワイヤレス給電は快適でしたが、今回は敢えて有線給電としました。

  • ワイヤレスは給電速度が遅い
    • スマホのディスプレイの輝度を上げている場合は、給電量より消費電力が上回り、ジワジワ電池が減ることがある
  • ワイヤレスは熱がこもる
    • 電力を磁界に変換して再度電力に戻すという構造上、発熱は避けられないため、背面に熱がこもる

ワイヤレス給電をやめたのは、純粋に性能上の理由だけです。使い勝手はめっちゃ良かったんですけどね…。

衝撃吸収ダンパー

走行中の振動でスマホのカメラが故障した報告を散見します。Appleによると「高出力モーターサイクルエンジンにより発生する振動にさらされた場合、iPhoneのカメラに影響が出る可能性がある」のだそうです。kurokiのiPhoneでまだ発症していないのは、運がいいだけかもしれません。
やがて来るその故障を回避するため、「衝撃吸収ダンパー モーターサイクル用」を装着してみました。

マウントの大型化は最小限に抑えられており、スマホを装着してもあまり変わらない感じ。
スマホを操作するとわずかに傾きますが、通常の操作は支障ありません。走行中の振動で画面が震えることもなく、ストレスなく使用できます。

まとめ

Quad Lockは、kurokiが今まで使用したスマホマウントの中でもっとも完成度が高いです。装着しづらいことだけが難点ですが、満足度は高いです。
新たに発売されたMAGシリーズだとマグネットで楽に装着できるそうですが、バイクや自転車といった振動の多い環境には不向きな模様。しばらくは様子見とします。

TRX850用のスマホマウントも、いずれQuad Lockに交換するつもりです。スマホマウントを求める旅も、これでようやく終着駅となりそうです。

バイクカスタム

Posted by kuroki