【コラム】クルコンエラーにはコンバートキット

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kuroki号にはGALESPEED Elaborate マスターシリンダー VREシリーズが装着されてるため、クルーズコントロール(以下クルコン)のスイッチをどう処理しているかを聞かれることが割とよくあります。
マスターを交換される皆さまは、クルコンのエラーに悩んでいらっしゃるようですね。

結論から言ってしまうと、YMCKのnoteに記載されている通り、クルコンスイッチコンバートキットを使用するのが最適解となります。

クルコンのエラーとは

クルコンをONにするとクルコンのインジケーターが点灯するはずが、チカチカと点滅します。これはクルコンにエラーが発生していることを示しています。

クルコンはスロットルを全閉状態から進行方向へひねることで速度設定をキャンセルできますが、ブレーキ操作やクラッチ操作をしたときもキャンセルされます。
これらの操作は3箇所に設置されたスイッチで検知されるのですが、いずれかのスイッチで正しい検知が行えない状態になると、クルコンエラーと判定されます。

フロントスイッチ

純正のブレーキスイッチはブレーキスイッチ用、クルコンキャンセル用の2つのマイクロスイッチが内蔵されています。
GALESPEEDのマスター用のブレーキスイッチはシングルスイッチです。なので、池谷メカがシングルスイッチを2段重ねにして、レバーも加工して同じ動作をするように対応してくれました。
しかし、振動などによってスイッチとレバーがズレるとエラーと検知される繊細な状態です。実際ちょいちょいクルコンエラーが発生しており、その都度池谷メカに対策をしてもらってきました。今回は対策品を導入することにしました。

CregTech クルコンフロントブレーキスイッチコンバートキット【CT001C】を導入。ブレーキスイッチはGALESPEEDのブレーキスイッチKIT(VRC/VREマスターシリンダー用)を使用しています。

コンバートキットはフレームの中、ハーネス類と一緒に収められていますので、装着されていることに気がつきません。

クラッチスイッチ

参考までに、クラッチ側のクルコンスイッチの写真です。
kuroki号では、クラッチ側のコンバートキットは導入せずに済みました。

クルコンエラーに悩む皆さまの参考になれば幸いです!

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Posted by kuroki