BATTLAX PRO SHOP走行会 #4 at FSW
午前6時。BRIDGESTONE主催のBATTLAX PRO SHOP走行会(以下BS走行会)に参加するため、富士スピードウェイ(略称:FSW)にやって来ました。
長らくサーキット走行してますが、実はFSW走るの初めてなんです。YSP杉並南の佐野メカのプッシュが無ければ、BS走行会のFSWの回に参加しなかったと思います。
その理由の一つが、全長1.475kmに及ぶ長い長ーいストレート。トップスピードより加速重視のMT-10SPには厳しいレイアウトなのです。
しかし、この長いストレートでアクセルを全開にしたら、果たしてどれぐらいの速度が出るのだろう…。一度は試してみたいと思ったのです。
FSWの設備の良さには、ホント圧倒されました。ピットスペースは広いし、ビット内の小部屋はクーラーが効いていて快適です。杉並南の仲間たちが絶賛する理由がよくわかるのと同時に、TC2000やSUGOに慣れた身には戸惑いを覚えます。リッチすぎだろうとw
ブリーフィングはメディアセンター内で行われます。ここも広いし豪華です。
歴史を紐解くと、2000年にトヨタ自動車の傘下となったあと、2003年秋から2005年春までの1年半、サーキットを閉鎖して全面的にリニューアル工事が行われたとのこと(参照:CarWatch)。この新しくて豪華な設備は、このとき作られたそうです。
なお、今回の杉並南からの参加メンバーはこちら。
- 佐野メカ@YZF-R1
- Kumaさん@CBR1000RR-R
- Tamakiさん@YZF-R1
- daisukeさん@YZF-R1
- Yoshidaさん@YZF-R1M
- としゆきパイセン@MT-10
- kuroki@MT-10SP
くりきさんも見学に来てくれました。佐野メカは家族4名総出で参加しております。
1本目
10時半のkurokiの走行枠、15分前となりました。そろそろ待機列へ向かいましょう。
なお、初回走行枠のkurokiには慣熟走行中にビットイン・アウトの練習があります。しかしBクラスに初回走行枠はいなかったようで、kurokiだけでインストラクターを独占できちゃいます!
そして慣熟走行後、先導から離れて単独走行になった一周目に、早速やらかしました。
GR Supraコーナーを曲がりきれず、ランオフエリアへ飛び出してしまいました。いゃ〜、登り勾配で先が全く見えなくって、しかも奥の方が曲率がキツいコーナーだったんですよ。
…と言い訳をしておりますが、ラインを把握しないまま、なんとなくコーナーに入ってしまったのが原因です。
つまり、調子に乗っておりました、ハイ。
なお、飛び出した直後はインストラクターが再び前を走ってくれたので、できる限り追走してコースを覚えることに専念するのでした(汗)。
ちなみに一周目の感想ですが、コースが広すぎてどこ走っていいのかわからなくて怖かったです。思った以上に難しいぞ、FSWは。
ランチ
午前11時50分。混雑する前にランチにしましょう。
FSW内のレストラン、
「がっつりポークソテー定食」を頼んでみたら、ホントにがっつりだ!大ぶりの豚肉がゴロゴロ入ってる!
しかも美味しくて食べごたえがあって大満足なのでした。
ごちそうさまでした!
2本目
早朝から湿気たっぷりの空気でしたが、昼ごろから上空に黒い雲が広がり始めました。
お願い!走り終わるまで雨降らないで~!
1本目のやらかしを踏まえ、待機時間にYouTubeのオンボード動画を見て走行ラインを予習した成果があったのか、少しはマシに走れるようになりました。
最終ラップのオンボード走行映像です。
所感
FSWは1.5kmのロングストレートが話題になりますが、実はインフィールドのコースがかなり難しいのです。
まず100Rコーナー。長くダラダラと続くロングコーナーは、どこまでアクセルを開けられるのかがよくわからないため、ダラダラとアクセルを開けてしまいます。開けすぎるとスリップダウンが待っているため怖くって。
第13コーナーも45Rはインのゼブラ近くを走ってアウト側へ行くと思っていましたが、アウト側からアプローチして85Rへ向かうライダーが多いようで、よくわからなくなりました。
GR Supraコーナーからパナソニックコーナーへ向かう部分は、最後まで最適なラインがわかりませんでした。
しっくり来るフィーリングで走れるようになるまでは、コースへの習熟が必要だと痛感しました。
なお、ロングストレートでは260km/hチョイしか出ませんでした。SS勢は300km/h超ですから勝ち目ありません。
ゲリラ豪雨
杉並南勢の走行枠はドライのまま走り切ることができましたが、その直後の走行枠から大粒の雨が降り始めました。
やれやれ危なかったぜ~と思いながら、ピットの中で帰り支度を進めていきます。
としゆきパイセンとkurokiは自走なので、レーダーを見ながら出発するタイミングを見計らいます。
パアッと晴れ間が出てきたと思ったら、強い雨が降り出すことが繰り返されます。完全に降り止むのを待つなら夜になりそう。
FSWや足柄近辺から抜ければ降っていないみたいなので、意を決して出発。足柄スマートICから東名高速に入ると、思惑通りに雨は止みました。
午後5時。海老名SAで休憩しながらレーダーを確認すると、進路上に線状降水帯が立ちはだかっています。
軽食を食べながら雨雲が通り過ぎるまで待ち、午後6時半に海老名SAを出発。雨はちゃんと通り過ぎてくれていたようで、自宅まで濡れずに帰れました。
もっとも路面はフルウェットだったので、マシンはドロドロになっちゃいましたが。特に東名を降りてからの環八がヤバかった。左車線に冠水ポイントがあちこち見られましたから。
自宅に戻ってニュースを見たら、東京都心のゲリラ豪雨はすごかったようです。
代々木のガード下ではタクシーがプカプカ浮いていたり、新宿ではマンホールが吹き飛んで水が吹き出したりと、あちこち被害が見られました。
降られずに帰れたのは、ある意味戦略勝ちと言えるのかも!?