アクションカメラのマウント例
アクションカメラのマウントは、沼です。
メーカーが提供するモーターサイクルマウントセットで済むなら沼の手前で引き返せますが、最適解を求めるならば深淵なる沼が待っています。そこは現物に合わせたトライアンドエラー、閃きによるブレイクスルーが求められる世界です。
今回は、DJI Osmo Action 3をMT-10SPにマウントした例をいくつか挙げてみます。これらの例を叩き台として、各自の最適解を追求していただきたい。
なお、カメラ脱落のリスクを考えて、接着や吸盤による方法は検討外としています。
フロントフォーク
左フロントフォークにマウントした例です。
サーキット走行でのオンボード映像(フロントカメラ)は、この位置が最も気に入っています。
GoProラージチューブマウント(AGTLM-001)を使用しています。
台座はDJIのマグネット式に置き換えてあります。
フロントフォークのストロークを考慮した位置にしています。
また、ハンドルを左右に目一杯切って当たらないことを確認することも忘れずに。
所感
- ローアングルからの迫力の映像が得られます
- マシンの映り込みが少ないです(ライトぐらい)
- 現地での脱着は簡単で、工具不要です
- 当然ながら走行中にON/OFFできません
ミラー
左ミラーの根本に共締めしてマウントした例です。
良い感じのオンボード映像が得られるので、フロントフォークのマウントと併用したいと考えています。
ミラーフラットマウントベースを使用しています。メーカー名不明ですが、類似マウントはいろいろあります。
実は間に合わせで買ったマウントなのですが、思った以上に良かったです。
所感
- 高めの視点で見やすい映像が得られます
- メーター類の映り込みも少なめです
- 現地で脱着する場合は簡単ですが、ミラーの脱着には19mmのスパナが必要です
- 走行中にON/OFFできます
- ハングオフで上体を倒し込むときに、ヘルメットに接触しそうな圧迫感があります
ハンドル
バーハンドルにマウントした例です。
ただ、ミラーマウントのほうが良い映像が得られること、なぜか風切り音が強く入ってしまうため、kuroki号では不採用となりました。
DJI Osmo Action ミニ ハンドルバー マウントを使用しています。
ハンドルバーの中央や左側が設置場所に適していますが、kuroki号の場合は中央はスマホのマウント、左側はドラレコのコントローラーに専有されているため、自由に使える部分がその中間しか残されていません。
所感
- 高めの視点ですが、液晶メーターが映り込んでしまいます
- MT-10SPの液晶メーターのリフレッシュレートと、アクションカメラのフレームレートをあわせないと、映像がチラつきます
- 他の位置に比べて、なぜか風切り音が強く入ってしまいます
- 現地での脱着は簡単で、工具不要です
- 走行中にON/OFFできます
ナンバープレート
ナンバープレートステーに共締めしてマウントした例です。
サーキット走行でのオンボード映像(リアカメラ)は、この位置しかない状態です。映り込みがない場所は意外と選択肢ないんです。
REC-MOUNTS ボルトマウント 3方向ピボットアーム付(REC-B28-3PSA)を使用しています。
さらに、ステーを使って延長して、程よい位置に移動させています。
所感
- ローアングルからの迫力の映像が得られます
- 映り込みがなく、クリアな画角です
- サイドバックを使用した場合はバッグが映り込みます
- 現地での脱着はマウントのセットが仕上がれば簡単です
- 程よい画角を得るためにはトライアンドエラーが必要ですし、工具も必要です
- 当然ながら走行中にON/OFFできません
まとめ
フロント3パターン、リア1パターンのマウント例を挙げてみました。参考になったら幸いです。
ちなみに、REC-MOUNTSのサイトには組み合わせると面白いことができそうなマウントがいろいろ販売されています。いろいろ妄想を広げる助けになるかと思いますので、ぜひご一読を!