東京モーターサイクルショー2023
昨年に引き続き、今年も東京モーターサイクルショーへ行って来ました。
車両メーカーブース
YAMAHA
真っ先に行くのは、我らがYAMAHAのブースです。
メインブースに置かれていたのは、日本初公開のXSR125。124cc水冷シングルエンジン、出力は15PS@10,000rpm。これのスペックはヨーロッパでの小型二種免許に相当する「A1免許」で運転できる上限になるんだそうな。
YAMAHA広報によると「伸長する若年層の2輪免許取得者に対応するため」小排気量中心の展示をしているそうです(参照)。若い世代の参入は大歓迎ではありますが、50代の大型乗りは蚊帳の外。
仕方ないので、ブースの端にあるXSR900のところへ避難するのであります。
FASTER SONSのショーモデルは細部まで作り込まれています。造形で魅せてくれますね。
ヴィンテージデザインを現代の技術で仕立て直したネオレトロが大好きなkurokiにとって、XSR900はそそられるマシンなのですよ。
MT-10の純正アクセサリーの展示もありました。Akrapovicのブラックサイレンサー、実物を初めて見ましたよ。
物欲がムラムラっと湧いてきましたが、我慢するつもり。CP4エンジンの粒々感のあるビートは純正マフラーの方が強く感じられることをUS YAMAHA純正 ヨシムラサイレンサーで体験してますので、排気系は純正のままにしておくつもりなのです(今は)。
SHOEI X-Fifteen、HYODレーシングスーツのワイズギアモデル。これもそそられるデザインです。
特にヘルメットは、黄色の発売希望です!(出たら買うつもり)
Kawasaki
こちらも日本初公開、フルカウル400cc並列4気筒スポーツマシン、Ninja ZX-4RR。普通二輪免許で乗れるハイパフォーマンスマシンが久々の登場です。待っていた方は少なくないと思います。
ただ問題は価格です。113万円~125万円という予想価格は若年層には厳しいでしょう。むしろ、かつてバイクに乗っていた中高年のリターン予備軍がターゲットになるのでは。
15,000rpmまで回る高回転ユニットは、80PSを絞り出すそうです。YZF-R7の73PSを超えることに驚きます。
しかし、トルクは排気量に比例しますし、車重は同値、価格も恐らくYZF-R7が安い。冷静に考えると大型乗りが選ぶマシンじゃありません。
でもね。そうでない人にはクラス外のスペックを持つこのマシンにハートを揺さぶられるはず。浪漫ですよ!
ZX-4RR | YZF-R7 | |
---|---|---|
エンジン形式 | 並列4気筒 | 並列2気筒 |
排気量 | 399cc | 688cc |
最高出力 | 80PS | 73.4PS |
最大トルク | 未発表 | 6.8kgm |
車両重量 | 188kg | 188kg |
ホイールベース | 1,380mm | 1,395mm |
キャスター | 23°50′ | 24°30′ |
トレール | 97mm | 90mm |
シート高 | 800mm | 835mm |
燃料タンク容量 | 15L | レギュラー 13L |
クラッチ | A&S | A&S |
TCS | なし | なし |
QSS | Up,Down | Up (Option) |
IMU | なし | なし |
クルコン | なし | なし |
Fタイヤ | 120/70ZR17 | 120/70ZR17 |
Rタイヤ | 160/60ZR17 | 180/55ZR17 |
税込価格 | 未発表 | 105.49万円 |
SUZUKI
最新型のKATANAってかっこいいよね、と思うkurokiです。
GSX-S1000GTはYAMAHAっぽいデザイン。特にヘッドライト周りのデザインが好き。
SUZUKIで買うならこのマシンがいいですな!
さらに、純正パニアケースが装着されたときのデザインが良くまとまっているのも好き。トップケースは付けずに行きたいね。
BMW
メインブースに展示されていたのが、M1000RR。
ウイングレットは写真で見ていた以上にゴツくてエグい。性能重視でこの形状になっていることは頭で理解していても、心は拒否してしまうのでした。
ストリートファイターのM1000Rの方が好みです。
こちらにもウイングレットはついていますが、M1000RRに比べればだいぶ控えめ。と言ってもゴツいですが。
Harley-Davidson
Harleyの中で唯一心惹かれるモデル、Pan America 1250 Special。
BMWのアドベンチャーモデルよりもHarleyの方が好みです。特にスクエア形状のヘッドランプが好き。
サイドケース、トップケースのフルセットになると押し出しが強く、迫力があります。
ちなみに車両重量は258kg、ケースを装着すると300kgを超えると思います。気軽に乗れない重さですね。1,252ccのエンジンは発熱もすごそうですし。
MV Agusta
MV Agustaのカフェレーサー、SUPERVELOCE 800。
最新マシンのデザインに丸目のヘッドランプ、テールランプでレトロ感を組み込み、上手にまとめ上げている印象を受けます。
Triumph
Triumphのカフェレーサー、SPEED TRIPLE 1200 RR。
こちらも丸目ヘッドランプ以外はすべて最新バイクのデザイン。kuroki的にはかなり好みです。MV Agusta SUPERVELOCEよりも好きですよ。
なお、ROCKET 3には一度乗ってみたいと思うのです。短い期間でもいいですから。
こういうデカくて大パワーのあるマシンを、一度ちゃんと乗り込んでみたくて!
VYRUS
イタリアのバイクメーカー
フロントサスペンションがテレスコピックフォークではなくハブセンターステアリングを採用していることが特徴となっています。各種パーツも豪華なものが装備されています。ちなみにエンジンはHONDA製4気筒599ccエンジン(CBR600RR用かな!?)。
Buell無き今、こういう独創的なメカニズムを持つマシンは貴重ですが、ディーラー網が全く整わない現状では、購入しても維持するのは難儀するでしょう。
そんなことよりも!TRX乗りにとっての萌えポイントはこれ!トレリスフレームですよ!
カスタムバイク
YOSHIMURA
Yoshimura SERT Motul 2023 GSX-R1000R。
マシンの作り込みに惚れ惚れします。隙がない見事な仕上がり。
本気で走るマシンが持つオーラが漂っています。
AC SANCTUARY
AC SANCTUARY Z900RSは、カスタムバイクのお手本。
キッズ達よ、これ見て勉強しなさいな。
DOREMI COLLECTION
現代のマシンを旧車風にカスタムするパーツを提供するドレミコレクション。
旧車を購入・維持することが負担が大きくなっている昨今、こういう現実的な代替手段はアリだよなぁと思うのでした。
シン・仮面ライダー
シン・仮面ライダーの公開に合わせて、撮影で使用されたサイクロン号が展示されていました。
かなり細かい作り込みがされている外装です。特にマフラーの造形がスゴい。
マフラーやブレーキは純正品ですが、艶消しブラックでペイントされ徹底的に存在感が消されています。
撮影に関係する部分は細かく作り込み、関係ない部分は徹底的に消す。明確な目的に沿って作り込まれたカスタムの好例と言えるでしょう。
ただ、本気走りのマシンが居並ぶ会場に置かれたのはハンディが大きい。外装以外はノーマルですから。
なお、ベース車両はHONDA CB650Rとのこと。
カスタムパーツ、バイク用品
brembo
bremboのブレーキ・クラッチのセット。こういう展示は心惹かれます。
GP4-RSキャリパー、かっこいいなぁ。欲しいなぁ。
GALE SPEED
いずれ換装してみたいと思っている、Elaborate フロント4Pキャリパー。これは108mmピッチモデルですが、購入するなら100mmピッチモデルになります。
標準のブレーキパッドはシンタードらしいです。別のパッド(METALLICO SPEC03とか)に換装できるかは要調査。
IXIL
MT-10用のスリップオンは、M9(ステンレス 1.6kg)、M10(チタン 0.9kg)がラインナップされているそうです。被りの少ない選択肢となりますね。
SHOEI
新製品のX-Fifteenをチェックするため、SHOEIブースにやってきました。サーキット専用として使っているSHOEI XR-1100が随分古くなったので、近々X-Fifteenを購入します。
ショーではグラフィックモデルの実物をたっぷりと見られるチャンス。期待が高まります!
X-Fifteen ESCALATE TC-5(ブラック/シルバー)がいい感じです。コレ買っちゃおうかな!
ただ、早くオーダーしないと相当待ちそうです。
JAF
JAFのロードサービスがバイクも対応しているよ、という展示にNew MT-10SPが使われていたので、思わず撮影してしまいましたよ。
ただ、サーキットで転倒したときに対応してもらえないのがネックなんですよね、ロードサービスって。
まとめ
今年のモーターサイクルショーは、昨年よりも規模が大きくなっていましたが、楽しさは昨年の方が上でした。
New MT-10の初展示や、マニアックなグッズ類の販売が豊富だったことが要因じゃないかと思います。
でも、来年も行くもんね!