東京モーターサイクルショー2024

MT-10日記

杉並南スタッフと行くモーターサイクルショーツアー!(感想会付き)」と銘打ったイベントが開催された今年は、モーターサイクルショーをこの流れムーブメントに乗って行くことにしました。

午前10時。kurokiは開場と同時にブース巡り。午前中は自分のペースで巡るのです。午後から団体で巡る前の下見も兼ねて、ね。
なお、数多あるブースをすべて巡るのは時間的に厳しいため、自分が愛用している製品のメーカー、今後購入する可能性のある製品のメーカーに絞り込みました。

午後1時。ランチ休憩後に杉並南メンバーズと合流してから、皆さんと一緒に会場を巡ります。

さーて、まずはYAMAHAブースから行きましょう!

YAMAHAブース

やはり目玉はFASTER SONS XSR900GPでしょう!
80年代のGPマシンをオマージュしたデザインは、kurokiのような50代のオッサンにはグサグサ刺さります。こういうタイプのネオレトロはアリですな~。

RZV500R風の外装セットには目を奪われました。
特に深みのあるレッドとネイビーの色合いが素晴らしい。80年代モノはチープという印象を吹き飛ばす、高級感あふれる仕上がりになっています。

こちらのFZ400R風も外装キットもかっこいいですね~。
特にこのネイビー、光の当たり方によって様々な表情を見せてくれる、素晴らしい色合いですよ。

全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスに参戦中のYAMAHA FACTORY RACING TEAMマシンも展示されています。
ただそこにあるだけなのに、存在感がものすごい。それぞれのパーツに凄みがあり、それらが折り重なって独特の雰囲気オーラを醸し出しています。

ちなみに午前中には、このマシンを駆る中須賀克行選手、岡本裕生選手のトークショーもあったんですよ。

ブース内にはYAMAHAグラフィックのSHOEI Z-8が展示されていました。
スタッフに発売予定があるのか質問したところ、まだ試作中だが反響があれば発売する後押しになるそうなので、「ぜひ出してください。必ず買います。」と熱く要望を伝えました。なお、X-Fifteenであれば、黄色のグラフィックならば、さらに嬉しい!

MT-09エンジンのカットモデルも、ショーならではの展示です。
普段見ることがないエンジン内部をマジマジ見られて、満足満足なのでした。

SHOEIブース

SHOEIブースでも80年代モノが熱い!バリバリ伝説のコラボグラフィックモデル(限定発売)が展示されています。
リアタイでバリ伝を読んでいたkurokiとしては、胸にグッと来るものがありますよ。ちなみにkurokiは、後期(WGP参戦)のストーリーの方が好きです。また、途中に差し込まれるショートストーリー(裏山サーキット、ピレネー山岳のワインディングロードとか)も好きですね。

それはさておき、kurokiの目的はこちら、近日発売予定のSHOEI GT-Air 3なのです。
しかも、モーターサイクルショーでは全モデルの実物を手に取ってじっくり見られます。写真ではイマイチだが実物を見たら気に入った!なんてケースは多々ありますから、実物を見るのは重要。
その中でも、GT-Air 3 REALMがとても気に入りました。左右非対称のグラフィックも好きですね~。

システムヘルメットならば、NEOTEC 3 SATORIが購入候補です。

そろそろツーリング用ヘルメットを買い替える予定ですが、GT-Air 3 or NEOTEC 3はまだ決めかねています。
どちらを選ぶにしろ、購入候補が絞れたのは良きです。

NEOTEC 3 / GT-Air 3にはBluetoothインカムを内蔵できますが、今回からSENAだけでなくB+COMも内蔵できるようになりました。
今回のショーでは、このB+COM SX1の実物を見たかったのです。

中身はB+COM SB6XRのバリエーションモデルで、操作性は上下ボタンの配置が変わった以外は同じらしいです。

給電ケーブルはUSB Type-Cとなり、ヘルメットをひっくり返さずに横から給電ケーブルを差し込めます。
SENA SRL2に感じていたいろんな不満が、スッキリ解消されていて嬉しいです!

ACTIVEブース

GALE SPEEDの展示を見に来ました。Elaborate マスターシリンダー&ワイヤークラッチを愛用中のkurokiとしては、つい立ち寄りたくなるブースです。

すると、ブース内に面白そうなアイテムを見つけちゃいました。
サムブレーキマスターシリンダー アジャスタブルショートレバー、新作です。

ZRX1200 DAEGに装着された実物を触らせてもらいました。左手の親指で操作になりますが、フィーリングは上々です。ステーを工夫してバーハンドル車にも装着できるようになったことで、オーダーが急増しているとのこと。1stロットはもう埋まったらしい。
早速、佐野メカがACTIVEの営業さんと商談を始めます。近日中に3Dプリンターで作成したフィッティング用モックを杉並南に持ってきてくれる運びになりました(blog)。

KOODブース

YSP杉並南で池谷メカが推すKOODのクロモリアクスルシャフト。
昨年の白糸走行会でkuroki号にフロントアクスルシャフトを装着して試走させてもらいました。確かに走りは変わりましたし、クローズドコースにおいては良いフィーリングだと思いましたが、タイム短縮になるかは…正直よくわからなかったのです。

そして、ブース内にはJSB1000に参戦する津田拓也選手がいました!
ふと、kurokiが感じた疑問を津田選手に尋ねてみたところ、「自分の調子の良いときはどちらでも変わらないが、良くないときでも走るペースが落ちにくい」とのこと。
それはつまり、乗り手が無意識のうちに調整していた遊びを、乗り手が調整する必要がなくなったんだと解釈しました。それならばkurokiの感じていたフィーリングと符合しますし、なにより津田選手の発言には説得力があり納得できます。

実はスイングアームのピボットシャフトはYSP杉並南に入荷済み。近日中に交換予定なのですよ。装着するのが楽しみになってきました!

Daytonaブース

FJR1300乗りの皆様が注目しているGIVIのトップケースを見に来ました。日本未発売のMAXIA 5です。
従来のトップケースにはないワイド&スリムなデザインがスタイリッシュ!また、ストップランプの矢印型パターンがランボルギーニのテールランプを思わせます。

もう一つの注目パーツが、モトスマートモニターです。
スマホをBluetoothと無線LANでつなぎ、モニター側でカーナビを表示するガジェットです。クルマで流行っているディスプレイオーディオのバイク版となります。振動でスマホのカメラが壊れないこと、炎天下でのスマホのバッテリーの消耗を防げることがメリットでしょうか。
実は2年前、YAMAHA Motorcycle Day 2022で展示されていたのですが、なかなか発売されなくて気になっていました。スタッフに質問したところ、手に届きやすい価格の実現と、電波法のクリアに課題があったそうです。
スマホとスマートモニター間の通信では大量のデータが行き来するため、高速な5GHz帯の無線LANが有利なのですが、5GHz帯の電波を屋外で使うには様々な制限があります。
所々の課題をクリアして、ようやく今年の4月に発売開始にこぎつけたそうです。

追加機能として、バックモニター機能も搭載されています。これは便利そう。
しかし、ドラレコ機能は未搭載です。事故で衝突する瞬間を記録しきるため、敢えて搭載を見送ったそうですが、コスト削減目的の方が大きかったんじゃないかなと予想します。もっとも、Mio MiVue M760Dユーザーのkurokiとしては、ドラレコ機能は無いほうがむしろありがたい。

車体への取り付けは、2箇所のクランプでガッチリ行われます。7インチの大型モニターなので、これぐらいの堅牢さが必要なんでしょうね。
アルミ筐体なので、放熱性も良さそうです。

なお、昨年末にTANAXからスマートライドモニターが発売されています。
こちらはドラレコ機能、タイヤ空気圧モニター機能、ワイヤレスリモコンなどが搭載されていますが、画面サイズは5インチで小さめです。

ライバルの存在は製品の進歩を望めます。今後の成長が期待できるガジェットですね!

佐野メカグループ

YAMAHAブースに入ってからは、(1)あちこちのブースを巡りたい人たち、(2)会場の雰囲気を楽しみたい人たち、(3)唯我独尊のマイペースな人といったグループに何となく分かれました。佐野メカとkurokiは(1)のグループを先導していきます。

ブリジストンブースには、世界耐久選手権(EWC)に参戦するYamalube YART Yamaha EWC Official Teamマシンが展示されています。
ただものではない雰囲気オーラに目が釘付けになる皆さん。

bremboブースで、熱心にブレーキの質問をするRioさんと、それに答える佐野メカ。

YAMAHAブースで、ワイズギアのジャケットを試着するRioさんとkuroki。
周りからどう見えるかを聞けるのも、皆さんと回るメリットですね。

TANAXブースで、なんとガチャガチャの特賞を当てちゃった雪狐ゆきんこさん
商品は自宅に発送してくれるんですって。

POi DESIGNSブースで、佐野メカは応援する平野ルナ選手と記念撮影。
ニヤけておりますなw

まとめ

団体でモーターサイクルショーを巡るイベントは、YSP杉並南では初めての試みだったそうです(blog)。

  • みんなでワイワイと話しながらのブース巡りは、純粋に楽しい
  • 詳しい人とブースを巡ると、物の見方やスタッフへの質問内容などで思わぬ発見があり、刺激を受ける
  • 何となくグループに分かれたけど、混雑した会場では小回りが効いて動きやすい

といった感想が挙げられ、概ね好評でありました。
フリータイムが欲しい人は午前中から行けばいいですしね。

最後は西新宿の居酒屋へ移動して、ショー巡りの感想会が開催されました。
皆さんでバイク談義を楽しみながら、朝から晩までバイク漬け一日の締めくくります。充実の一日でしたよ。

来年もまた行きたいですね!

MT-10日記

Posted by kuroki