SUGO祭り2023 サーキット走行
午前7時。待望のSUGO祭り本番となりました。
まずはベネシアンホテル白石蔵王の朝食バイキングで、今日のエネルギー補給です。このバイキング、めっちゃバージョンアップしていまして、朝から「牛タン溶岩焼き」が食べられるのです。実に素晴らしい！
朝食後はゆっくりと準備を済ませて出発です。
午前9時半、東北道村田IC出口のセブンでYSP杉並南の仲間たちと合流します。
New MT-10乗りのとしゆきパイセンは、SUGO初参加です。
午前10時。スポーツランドSUGOのインターナショナルレーシングコースに到着しました。
FIA公認のオンロードサーキットです。全長3,621m、アップダウンが大きくコーナーもテクニカルで、走りごたえがあるコースです。
今日の天気予報は終日晴れ。ドライ路面を楽しめそうです。
ピットで走行準備をします。バイク仲間たちとワイワイやる雰囲気が楽しいんですよね。これぞ「祭り」って感じ。
ちなみにまだ、kurokiの荷物が届いていませんｗ
荷物にAirTagを仕込んであるため、近くへ来ていることはわかります。13時からの走行なのでまだ余裕があります。でも内心はドキドキ。
11時50分にクロネコヤマトが到着。間に合ってホッとしました。
午前12時。ブリーフィングが始まります。
SUGOスタッフのお堅いトークと、
こんな走行会でも長年大きな事故なくやってこれたのは、締めるところをキッチリやってきたからでしょうね。今後もこの走行会が続くように、我々も気を引き締めていかないとね！
午後1時。走行開始となります。まずは慣熟走行を3周。
慣熟走行直後、休憩に入る杉並南チーム。
コース上に遅いペースのマシンが大勢いるため、ちょっと時間をズラす作戦です。
さて、そろそろ行きますか？
New MT-10SP at SUGO
今回のSUGO祭りは、New MT-10SPでの初走行となります。と言ってもマシンの基本特性は先代と変わりません。走りも延長線上にあります。
よって「新型のプラスアルファはどんなもんか」という観点でチェックしていきましょう。
走行モードをAモードに設定してコースを周回します。相変わらずCP4エンジンは気持ちいいぜ！
「ブワーーーン」という独特なサウンドを奏でながら、ツインみたいな独特なビートが乗り手を震わせます。スロットルを回すと、みずみずしいトルクが湧き上がってマシンが加速していきます。これらが相乗効果となって気持ちよさを作り上げているのは先代と同じです。
新型に搭載されたアコースティック・アンプリファイア・グリルは、その効果をしっかり感じられます。グッとスロットルを回すとグッと気分が高揚するサウンドに乗り手が包まれるため、気持ちよさが先代以上となっています。
なお、200km/hの速度リミッターは存在しません。新型ではリミッターカット目的でECUを書き換える必要は無くなりました。
ブレーキングに合わせてシフトペダルを踏みシフトダウン。新型ではブリッピングとクラッチワークが自動で行われ、最小限のショックでギアチェンジできます。コーナリング中のシフトダウンだって問題なし。
ブレーキングに集中できるので、特にトップスピードからのハードブレーキングにおいて有り難みを実感します！
アップダウン対応のクイックシフターがSSの標準装備となった理由がよくわかります。速いし楽です。
カスタムも効果ありです。
SUNSTAR ワークスエキスパンドとレーシングブレーキパッドのブレーキシステムは、イメージ通りの制動力を取り出せます。
タイヤをMICHELIN POWER CUP 2に換えて、路面のグリップが上がったことも効いています。また、ナチュラルで粘りがあるフィーリングで、狙ったラインを安心して描いていけます。限界はまだまだ高いので、タイヤを信じて身体を預ければ、もっと高い速度でコーナーを抜けられるはず。
EU YAMAHAのバックステップはジャストフィット。上過ぎず後過ぎない程よい位置で外足を踏ん張れます。
New MT-10SPは先代以上にSUGOを楽しめました。プラスアルファの効果は確かなもので、デメリットも特に見当たりません。正常進化です。
乗り換えて良かった、カスタムして良かった、としみじみ思いますよ。
杉並南チームの走り
杉並南チームも、それぞれのペースで周回を重ねています。
2回目のSUGOとなったYoshidaさん @ YZF-R1。
だいぶペースをつかめてきたようで、淡々と周回を重ねています。
初SUGOとなったとしゆきパイセン @ MT-10を追走しちゃいます。
サーキット慣れした安定感のある走りで、後ろから見ていて破綻感がありません。ただ、初めてのコースで戸惑っているのか、おっかなびっくり感もあります。昨年白糸スピードランドでハイサイドを喫したトラウマから抜けられていないのかも。
でもこの速いペースならば、強めのブレーキと大きめの荷重移動で膝を擦って走れます。スライダーとともにトラウマも削れて無くなることでしょう。
そして、たかすけさん、AJさん、hingeさんのFJR三連星の走りがアツい！
kuroki号の左フロントフォークにSONY ActionCAMをマウントして、FJR三連星の追走動画を撮影してみました。この人たち、マジでFJR1300とは思えない走りをします。ツアラーとして区分されるFJRですが、れっきとしたスポーツバイクだとわからせられます。
特にAJさんの走りが圧巻。お手本のようなキレイなハングオフでピタッとFJRを寝かせてコーナーを抜けていきます。馬の背コーナー脱出直後、AJ号から黒い何かが飛んで行ったのを目撃。
なんとステップが削れすぎてラバーがふっ飛んで行ったのでした。こんなの初めて見たよw
我々のまとめ役のくりきさん @ YZF-R1。TRX850から乗り換えたのですが、YZF-R1の速さに慣れてきたようで、かなりのハイペースで周回。
今回kurokiは追走できましたが、くりきさんとYZF-R1の走りが噛み合えば、置いていかれること確実ですｗ
ちなみに今回の走行写真はhajimeさんに、ピットでの写真はariさんに撮影していただきました。ありがとうございます！
走行終了
楽しかった3時間の走行は、トラブルなく無事終了しました。
帰り支度を済ませてホテルへ戻りましょう！
午後7時。ホテルのレストランでしゃぶしゃぶ食べ放題＋飲み放題の打ち上げです。
くーっ！疲れた身体に生ビールが染み渡るぜ！
翌日になりました。
天気は曇り。山は恐らくウエットでしょう。
誰が言い出すまでもなく、YSP杉並南へ直行する流れになりました。
午後2時半。東北道羽生PAの忠八で美味しい鰻重を堪能してから…
お土産を携えてYSP杉並南へ戻ったのでした。