MICHELIN POWER CUP 2

バイクカスタム,メンテナンス

毎年恒例、SUGO祭り前のタイヤ交換を行います。
今回はPOWER GPではなくPOWER CUP 2にしてみます。

昨年のSUGO祭り後の打ち上げで、同じMT-10SP乗りのわだやんさんから「kurokiさんの用途ならPOWER CUP 2が最適」と言われまして、その言葉を信じてPOWER CUP 2をチョイスしたってワケです。
こういうサーキット用タイヤを履くのはPOWER ONE COMPETITION(2009年)以来なので久しぶりです。

POWER CUP 2

YSP杉並南でPOWER CUP 2を装着してもらいました。モトフリークなどのタイヤ専門店で交換した方が安いですが、雨であろうと予約時間通りにマシンを持って行くことに疲れてしまって。その点YSP杉並南なら、マシンを預けて後日取りに行けるので楽です。点検も同時に頼めますし。

実にやる気に満ち溢れたパターンですw

横から見ると、ほぼスリックタイヤですよ、これは。「MICHELIN POWER SLICK 2をベースに開発された公道走行可能なサーキット用タイヤ」という謳い文句は伊達じゃありません。
こんなヤバいタイヤ、ホントに乗れるんかね?

テストライド

SUGO祭りの往路ツーリングで、福島のワインディングロードを走り込んでみました。空気圧はフロント220kPa、リア250kPa。気温は20度前後で路面はドライ。
ハンドリングは極めてナチュラルです。軽く荷重をかけるとスッとバンクしていき、狙ったラインを軽々描いていけます。
バンピーで絶え間なく上下に揺さぶられるような路面でも、安定してグリップして路面を捉えていきます。破綻するそぶりが全くなく、安心感がものすごい。
もっとも、この速度レンジではPOWER GPとの差を感じられませんでしたが。

ちなみにワインディングではリアタイヤが巻き上げる小石が乗り手に降ってくるようで、ヒップバックの隙間には小石がいっぱい入ってました。
なぜかショートブーツの中にも小石が入り込んでくるので、休憩のたびにブーツを脱いで小石を取り出す羽目に。もっと長めのブーツの方がいいのかなぁ。

そして本番の、SUGOでのコース走行。
メーカー推奨空気圧(冷間時)はフロント210kPa、リア150kPa。特にリアは驚きの低さです。ちょっと怖いのでw、リアは190kPaでトライ。
国際コースでの高い速度レンジでも、ナチュラルなハンドリングはそのままです。コーナリング中にしっかりと粘るグリップは、コーナーへの進入速度を上げても全く問題なし。むしろ「その程度ですか?」とタイヤからdisられる気がするほど、限界が高いです。あゝ、もっとパフォーマンスを引き出せる腕前になりたい。

結論。とても良いタイヤでした!(←語彙力)
公道でもサーキットでも、とても気持ちよく走れます。

ただ、値上がりがすごくて、前後交換で10万弱となりました。タイヤ専門店でも8万弱になるでしょう。
しかもMICHELINは5月から再び値上げですよ。辛い(涙)。

バイクカスタム,メンテナンス

Posted by kuroki