YSP杉並南 伊豆ツーリング Day1

ツーリング

海老名SAに到着。バイク乗りの朝は早い(午前5時半)。

本日はYSP杉並南主催の伊豆ツーリング。河津のかね吉一燈庵に一泊する予定です。
杉並南のツーリングでは、走るペースごとにグループ分けが行われます。それぞれのグループごとに好きに走ってご飯食べて、最後に宿で集合するスタイルです。普段はkurokiがグループの先導をしていますが、今回は杉並南の伊豆マイスターであるたかすけ&AJペアに先導していただきます。また、マイスター達のルート設計も楽しみです!

今回は全員B+COMを装備してインカム通話が可能になっています。
この日のためにkurokiもB+COM SB6XRを購入し、SHOEI J-Cruiseに装着して臨んでいます。

午前6時半。小田原厚木道路から海沿いの西湘バイパスに入ったあたりで、相模湾から朝日が昇りました。
朝日を受けながらほのぼの走るのはいいよね~、なんて思っていたのですが、r740(小田原湯河原線)に入ってからは一気にペースアップ!
え?こんな道でもうこんなペースで走るの?って戸惑うパイセンとkuroki。

湯河原のセブンで一休みした後は、オランジライン経由で椿ラインに入ります。
ハイスピードで走るマイスター達は、あっという間に視界から消えていき、B+COMの電波圏外になってしまうのでした…。

大観山では止まらず箱根ターンパイク箱根伊豆連絡線に入り、ハイスピードで走り切って料金所に到着。
r20で十国峠を通過して、伊豆スカイラインに入ります。降りる出口は冷川ICです。

黄色線区間は絶景を眺めながらの隊列走行でしたが、池の向駐車場からの白破線区間に入ってからは狂気のスピードレンジに突入。
FJR1300がリッターSSのような超ハイスピードで加速していき、やがて見えなくなりました。kurokiが思う安全マージンが確保できないため、追走を諦めました。

午前8時。スカイポート亀石に入って一休止。
張り詰めたテンションを平常に戻してから再出発します。

冷川ICで伊豆スカを降りて、r59沿いの芳野屋わさび店に到着しました。
マイスター曰く、この店の「わさび三杯酢漬」が絶品とのこと。これに加えて「わさび海苔」をお土産として購入。ひとまず自宅への責務を果たすのですw

59号の衝撃

r59(伊東西伊豆線)は、3つのくねくねステージ(片側一車線の舗装林道)で構成されています。トータル40kmのロングコースです。

  1. 冷川(r12)~湯ヶ島(R414)
  2. 湯ヶ島(R414)~風早峠
  3. 風早峠~松崎(R136)

このようなくねくね道が大好物なkurokiは、意気揚々とコーナーをクリアしていきます。しかし、先を走るマイスター達との距離がジワジワと開いていきます。
このコースは6年ぶりに走るとは言え、枯れ葉や枯れ枝が転がっている荒れた路面では、このペースが精一杯。しかし、大きくて重たいFJR1300を駆るマイスター達は、こんな路面を物ともせず、理解できないスピードでコーナーを抜けていきます。
AJさんは「車重で障害物をすり潰して走っている」と語っていましたが、一緒に走ってその意味をハッキリ理解しました。いやむしろ、理解させられました。

今までマシンの運動性能を上げるために軽量化を進めてきましたが、軽量化だけが速く走る方法ではないことを認識させられます。
特にバネ下の軽量化は、路面への追従性が上がる反面、路面のギャップを細かく拾ってナーバスな挙動になります。r59の路面では、そのネガティブ面が顕著に現れます。
こういうシーンでは車重がある方が安定して気軽に走れるとは思いませんでした。ちょっとしたカルチャーショックです。

なお、たかすけさんは「このコースでSS乗りの心を折る」と申していました。SS乗りの皆さま、ご注意くださいw

湯ヶ島のGSで給油をしてから2ndステージに入ります。
先を走るAJさんから路面状況や対向車の情報がインカムで伝えられると、インカットしたラインを走るようになってペースアップ。それにつれてテンションも上がって楽しくなってきます。

風早峠から西天城高原までは、高速コーナーが続く快適セクションを走り抜けます。
3rdステージもAJナビ付きで楽しく走ります。

午前10時。松崎のセブンで一休みします。

ステップのバンクセンサーを交換するマイスター達。交換用を何個も持参してきている有様に狂気を感じるのでしたw

蛇石の衝撃

午前10時半、紺碧の海を横目に走るダイナミックなワインディング、R136(マーガレットライン)を走ります。道幅は広く路面もよくてガラガラで、快適に走り抜けました。
道の駅 下賀茂温泉 湯の花1km手前の交差点を左に折れて、r121(南伊豆松崎線)を北上。

でっかい伊勢海老の標語の前で一休みしてから、マイスター達から聞いていた蛇石じゃいしに入ったのです。

蛇石はr59のような片側一車線のくねくね道です。蛇石峠を境に手前の南伊豆町側は上り坂、奥の松崎町から下り坂となりますが、特に松崎側のコーナーは高低差がすごい。他の峠ではあまり見られません。
AJナビに従ってハイペースでコーナーをインカットすると、高低差によってフワッと宙に浮くような感覚を味わえます。新感覚ゼログラビティ無重力コーナリングです。そんなコーナーが連続すると、ジェットコースターのようなアトラクションみたいに思えてきます。
全長7km弱の短いコースの蛇石ですが、確かな充実感を得られました。そして、蛇石の余韻に浸りながら、松崎へ戻ってランチにします。

ランチタイム

午前12時。イタリアンレストラン サルーテに到着しました。
夜の宴会は、おそらく海鮮中心の和食でしょう。よって昼は洋食で行くことになりました。

立てかけられた黒板のメニューからも、美味しそうな雰囲気オーラが漂ってきます。
好きな料理を選んで、前菜3種、ミニスープ、自家製デザートとジェラート、ソフトドリンクがセットになる「プチコース」を全員がオーダーしました。

まずは前菜。自家製ベーコンとほうれん草のキッシュ、地魚カマスのペーストのブルスケッタ、しっとり国産鶏のスライスジェノベーゼソース。
いずれもちゃんと仕事をしている味わい。メイン料理への期待が高まります。

kurokiがオーダーしたのは、金目鯛と季節野菜のペペロンチーノ。キリッとした辛味とニンニクのアクセントが効いて美味しい。自家製の平打ち麺のパスタも食感も面白い。

たかすけさんがオーダーしたステーキも美味しそうです。

海老と季節野菜のピッツァの大サイズもオーダーして、みんなでシェアします。
このピッツァも当たりでした。生地はカリッとモチっと、具材はジューシーでプリプリで、理想的な焼き加減。次回は全種類頼んでシェアして食べたいと思うほどでした。

最後のデザートは、ティラミスとやきいものジェラート。あぁ、しみじみ美味えなぁ…。

全てのメニューが美味しくて大満足のランチでした。三千円ぐらいの価格帯なので、ランチとしてはちょっとお高めですが、ゆったりとした店内で美味しい料理を食べられるのは良いものです。旅行ではちょっと贅沢したいものですしね!

おやつタイム

ランチを堪能した後は、蛇石を往復する我々。高低差のあるゼログラビティコーナリングは、新鮮で楽しくて、癖になります!

午後2時。松崎港のほとりにある瀬崎稲荷神社前で一休み。よく晴れて穏やかで気持ちのいい昼下がりです。

すぐ近くにあるアサイミートで、川のりコロッケを買っておやつにする予定なんですが、コロッケの発売が午後3時からなんですって。

少しばかり時間があるので、ジェイドカフェでカフェタイム。

レモンスカッシュが渇いた喉に染み入ります。

カフェでまったりしていた間に、我らの川のりコロッケが揚がったようです。
さっそく皆で輪になって、コロッケで乾杯!

ん~~!冷たいビールが飲みたくなる美味さ!
安くても美味しいコロッケって偉大だよね、と改めて思うのでした。

撮影タイム

午後3時半。いい時間になったので、そろそろ宿へ向かいましょう。
そうだ!せっかくインカムで話せるのですから、指示出ししながら走行写真を撮影できるじゃないですか!

たかすけさん。

たかすけさん、AJさん。

AJさん、hingeさん、パイセン。

ライディングフォームやバンク角は攻め気味ですが、速度は抑えめです。撮影用に盛ってますからw
夕暮れに近づいて光量が減るとシャッタースピードが若干遅くなるのですが、いい感じに背景が流れるスピード感のある写真が撮れるんですね。失敗写真が増えますが。

ちなみに、インカムでのkurokiの指示出しはこんな感じ。

「いいですね、いいですね、そのフォーム、最高ですよ!」
「このコーナーでぐっと傾けて、そうそう、いい感じですよ!」
「もうちょっと前に行って車間を詰めて、おお、素晴らしいトレイン!」

まるで村西とおる監督みたいと評判でしたw

4本目の蛇石

マーガレットラインを走り終えたら、R136→R135と走って河津へ向かう予定でした。
しかし、蛇石の引力には勝てず、とうとう4本目の蛇石を走ることになりましたw

蛇石を堪能して満足した我々。
午後4時半。もう日が暮れてきましたので、さっさと宿へ向かいましょう!宴会開始は午後6時予定ですからね。

松崎に戻ってr15を下田方面へ。すっかり暗くなった中をすっ飛ばして走ります。kurokiの前を走るAJ号のステップから、断続的に火花が散るのが美しいw

午後5時半。河津のかね吉一燈庵に到着しました。
ここはみんみさんの定宿だそうです。品のある小粋な雰囲気に、期待が高まります。

チェックインして荷ほどきを済ませ、速攻で温泉へGO!
湯に身体を沈めて思わず「ぁあー」とこぼす、この瞬間が宿泊ツーリングの醍醐味だよね。しみじみそう思うのでした。

宴会

午後6時。宴会場に続々と参加者が集まって来ました。
これから楽しい宴会が始まります!

早瀬店長の合図でかんぱーい!

地魚と野菜中心の和食は、見るだけでも美味しい。でも食べると本当に美味しい。しみじみ美味しい。飲むよりも食べに集中したい気持ちにさせられます。
なお、お食事だけでなく全体的に女性受けしそうな雰囲気の旅館なので、今度嫁を連れて来たいと思うのでした。

恒例のビンゴゲームでは、メンテナンス用タンクカバーをゲットしました。TRX850のインナーカバーとして使おうと思っています。

宴会のあとは、ゆっくりとお風呂に入ってまったりくつろぎます。
その後は二次会に合流して、楽しい夜が更けていくのでした。

本日のルート

  1. 海老名SA~小田原厚木道路~湯河原~椿ライン~ターンパイク~伊豆スカイライン~冷川~芳野屋わさび店
  2. 芳野屋わさび店~r59~松崎のセブン
  3. 松崎のセブン~マーガレットライン~蛇石~サルーテ
  4. サルーテ~蛇石~瀬崎稲荷神社~アサイミート
  5. アサイミート~マーガレットライン~蛇石~河津

ツーリング

Posted by kuroki