New MT-10SP入庫
待望のNew MT-10SPが、ついに入庫しました!
その連絡を受けて、会社帰りにYSP杉並南へ直行。
入庫ホヤホヤのMT-10SPを、じっくりとこの目で確かめてやるのですよ!
フロントマスク
よく話題になるフロントマスクですが、ライトオフだと眉毛感無しです。
YAMAHAの中の人曰く…。
いま受け入れられるものだけでなく、この先、いつまでも飽きられない、2歩、3歩先を行くデザインを心がけています。慣れてくると、ポジションライトが目に見えるようになるんですよ。(笑)
参照:【ヤマハ MT-10 開発者に聞く】ついにバイクのあの場所が楽器に!? “眉毛”デザインのねらいとは
最近のMTシリーズのアクが強いです。写真は「うげっ」となっても実車は「悪くないね」と思えるが不思議w
OHLINS電子制御サスペンション
豪華なフロントフォーク。MT-10SP専用のOHLINSスプールバルブ内蔵電子制御サスペンションです。
今回搭載された新機構のスプールバルブの効果で、減衰力を瞬時に変化できるようになった結果、幅広い走行シーンに対応できるようになったそうです。
旧型のERS(電子レーシングサスペンション)はハードとソフトの2種類でしたが、新型では3種類に増えました。
- レース用のスリックタイヤでの競技用のプリセット
- 一般道路用タイヤでの競技用のプリセット
- 一般道路用タイヤでの一般道路走行用のプリセット
特にコンフォート寄りモードは、路面の荒れたところだと旧型との違いがはっきりわかるらしいです。
参照:【ヤマハ MT-10 開発者に聞く】追求したのはさらなる「フラッグシップらしさ」、2つの「初」搭載機能とは
bremboラジアルマスターシリンダー
bremboラジアルマスターシリンダーが標準で搭載されています。
MT-10SPではブレーキラインがステンレスメッシュホースとなっています。
握ったときのタッチはElaborateマスターに比べて若干硬い感じがします。
キッチリ走り込んだときのデータ採りを池谷メカから依頼されたので、しばらくはElaborateマスターに交換せず純正のマスターで走り込むことにします。
アコースティック・アンプリファイア・グリル
新型から搭載されたアコースティック・アンプリファイア・グリル。
吸気ダクトからの音と、吸気ダクト自体の鳴りをアコースティック楽器のように増幅して、ライダーに聴かせる仕組みだそうです。
YAMAHAの中の人曰く…。
エアクリーナーボックスから断面積と長さの異なる3本のダクトが伸びていまして、それぞれの管長を細かくチューニングし、周波数の組み合わせで音づくりしています。ダクト自体が鳴る音もとてもいい音が出ていまして、スロットル開度に追従してサウンドが盛り上がっていく構造としました。
参照:【ヤマハ MT-10 開発者に聞く】ついにバイクのあの場所が楽器に!? “眉毛”デザインのねらいとは
旧型はダミーエアインテークでしたが、新型はちゃんとエアーをインテークする吸気ダクトとなっているようです。
こういうサウンド作りにリソースを費やしちゃえるところが、さすがYAMAHAだなと思います。
どんなサウンドなのか、今からとても楽しみです!
サイドパネル
新型はずいぶんスッキリしたなぁと思っていたら、サイドパネルがなくなっていることに気が付きました。
えー。ターンイン前に膝頭を置ける場所として重宝していたのになぁ…。
ネジ穴が空いているので、旧型のサイドパネルを移植することも可能かもしれません。
今後のカスタムネタとして、ストックしておきましょう。
コンフォートシート
旧型のコンフォートシートが、入れ替えてポン付けできます。
シート下
シート下のスペースはこのような空き具合。ETCやドラレコは難なく収まりそうです。
新型はクイックシフターがシフトダウンに対応しているので、オートブリッパーを入れる必要がなくなりましたし。
実車を見ながら池谷メカとああしよう、こうしようと悪巧みをしながら夜が更けていくのでありました。
さーて、納車が楽しみですよ!