アツかったレベルアップツーリング

MT-10日記

先日のSUGO祭りに参加されたYoshineさん@YZF-R1から「ただ今ブレーキ修行中」と近況報告。
SUGOの3時間は休み休みの走行となってしまい、体力不足を痛感したYoshineさん。そこで、kurokiオススメのR299・十石峠〜r93・田口峠という修行ルートで走り込みを敢行。その結果、SUGOでは全然ブレーキを握れてなかったことに気づいたそうです。曰く、最初にガッツリとブレーキをかけた結果、止まらない状態になっていたとのこと。
その対策として、フロントフォークのコンプ側を前のめりになり過ぎないセッティングに変更してもらい、ブレーキレバーを握る指を2本から3本にして、奥でブレーキ握り込むことをやってみているそうです。

Twitterでいろいろやり取りしているうちに、kurokiも走りに行きたくなってしまいました!
なので、突発的に「くねくねスパルタツーリング」を開催することになった次第です。

秩父~小鹿野~田口峠~チェリーパークライン

午前6時。関越道三芳PAでYoshineさんと合流した後、若干混み始めた関越道を北上します。嵐山小川ICで高速を降り、r11→R254→r274→r11と移動して、1stワインディングのr361(三沢坂本線)を駆け上がります。


お気に入りのビュースポットである秩父高原牧場で撮影タイム。


r284→r37→r44→r284→r37→R299と走り、2ndワインディングの志賀坂峠を走った後、道の駅上野で給油と水分補給を済ませます。


3rdワインディングの田口峠は、いつも以上に酷道でした。昨晩降った雨の影響で路面状況がさらに悪化。至るところでヌルヌル滑るのです。
車体をなるべく立ててバンク角を浅く保ちながら、慎重にコーナーをさばいていきます。


田口峠で精神をゴリゴリ削られた我々は、中部横断道を佐久北ICまでワープしながら回復に努めます。そして、4thワインディングであるチェリーパークラインのヒルクライムに挑むのです。このコースは道幅が広くて路面状況も比較的良好ですが、Rと高低差がキツいコーナーがちょいちょい現れる、走りやすいけど要所要所で集中が求められるレイアウトとなっています。
コーナーは自分のペースで走りつつ直線で待つ、そんな走りをしていました。ふと後ろを走るYoshineさんの変化に気づきました。

苦手な上りタイトコーナーが、速い。
前回のツーリングとは明らかに別次元の走りなのです。


高峰高原ホテルでひと休みしたあとは、折り返してダウンヒルに挑みます。


ここの下りはブレーキングの練習にもってこいのコースです。
勾配があってスピードが乗るストレートの後は、キツい曲がりのコーナーが待ってます。キッチリ速度を落として、フロントに強く荷重を残したままターンイン、そんなブレーキングが求められます。
そして、下りでもYoshineさんの走りは速かった。

そば七


小諸市街まで降りて来ました。マシンのガソリンを満タンにしたあとは、乗り手のお腹を満たすためそば七に到着。ここは安定して美味しいので、誰にでも安心して紹介できるお店なのです。


本日のオススメは、限定のぼくち蕎麦。オヤマボクチ(雄山火口)という植物の繊維をつなぎに用いた十割蕎麦だそうですが、作るのが大変なので、土曜日にしか出せないんだそうです。
我々はぼくち蕎麦と二八蕎麦の相盛りをオーダー。その味わいは期待を裏切らずに美味しくて、笑顔が溢れる我々。

走りのふりかえり

美味しい蕎麦を食しながら、午前中の走りをふりかえります。

「ブレーキを強くかけたら、いろいろつながった」と言うYoshineさん。ちょっとこれには解説が必要ですね。

まず、フロントブレーキを強くかけられたことで、フロントタイヤに荷重を乗せる感覚が掴めた、ということ。その結果、コーナリング中の車体が安定するようになりましたが、さらにもう一つの変化がありました。

「今までブレーキングや、腰をオフセットするフォームとかを練習してきて、単品ではできるようになってたんです。今回ブレーキを強くかけられるようになったら、バラバラだったものが繋がりました」
これは重要な気付き。荷重をかけた状態でこれらの操作を行ったら、実は一連のシーケンスだったことに気づいたのです。強めのブレーキングが引き金となって、今まで積み重ねて来たことが連鎖して発火。ついにブレイクスルーを果たしたわけですね。

Yoshineさんに起きた変化を言語化してみると、今なら理解できると言わんばかりに頷くYoshineさん。全身から嬉しさが溢れ出ていました。
いつもながら、レベルアップの瞬間に立ち会えるのは幸せだと、そう思うkurokiです。

灼熱の帰路

蕎麦を食べ終わると、ちょうど午前12時。
このまま高速に乗れば渋滞なく東京に戻れて、我々は大勝利だね。


そう言い合って、小諸ICから上信越道へ入ります。


途中の横川SAでお土産を買ってから、高速を巡航しますが…暑い。猛烈に暑い!

MT-10SPが計測する外気温は40℃。体温より高い熱風が絶え間なく全身に吹き付けます。汗による気加熱で体温は下がるものの、身体から水分が失われていくことを感じます。
脱水症状の危険を感じて寄居PAへ避難。ポカリの栓を開けたら500mlをあっという間に飲み切ってしまいました。

これで落ち着いたので、YSP杉並南へ向かいます。関越道は最後まで渋滞がなかったのですが、環八は酷い渋滞。すり抜けを駆使しながらなんとかお店に到着。
大勝利どころか、過酷な修行でした。


ウエット路面でドロドロに汚れたMT-10SPを洗いながら、頭から水をかぶって自身の汗も洗い流します。
レベルアップの余韻が強烈な熱波で上書きされた、そんなツーリングでありました。

本日のルート(Google Map)

  1. 三芳SA~秩父~小鹿野~田口峠~チェリーパークライン
  2. チェリーパークライン~そば七~YSP杉並南

MT-10日記

Posted by kuroki