走り込みツーリング

ツーリング

今年の2月にMT-10SPに乗り換えてから、しばらく経ちます。
しかし…マシンと噛み合ったフィーリングを、まだ得られていない状態です。

もっとも、ある程度の距離を走ったツーリングは、2月の南房総ツーリングのみ。
しかも、寒さで身体が動かないコンディションでしたから、仕方ないとは思いますが。

そこで今日は、走り慣れているコースを走り込む、そんなツーリングへ出かけました。
マシンと自分との距離を、できるだけ詰めることを目指すのです!

レッツ走り込み!

往路:名栗〜秩父〜小鹿野〜神流〜上野〜ぶどう峠〜八千穂高原〜小諸
復路:小諸〜田口峠〜上野〜神流〜寄居

MT-10SP試乗ツーリングと同じ、代わり映えしないコースを選択。
目的は「走り込み」ですから、むしろこれでよいのです。

ちょうど花が咲くシーズンのようで、沿道には美しい光景が見られます。

思わず記念撮影でも。

ぶどう峠を超えて、長野県に入ります。

途中、八千穂高原の白樺群生地を寄り道してみました。
天気がよかったらもっと気持ちよかったんですけどね。

小諸へ到着。自家焙煎珈琲こもろでこもろブレンドと野沢菜たまごサンドをいただきます。
野沢菜たまごサンドという風変わりなメニューは、あの夏というアニメで「あのサンド」というメニューで登場しているとのこと。

復路は田口峠超えです。

意外と路面が荒れてなくて、拍子抜けするほど楽に抜けられました。

とは言っても、このルートは緊張感で心が削られます。
否が応でもライディングに集中せざるを得ません。
すると…徐々にマシンと噛み合うフィーリングが見えてきました。

タイトコーナーの連続を走り抜けたあとは、南牧の湯の沢トンネル前後のハイスピードコーナーを走り、新しくなった道の駅上野に到着です。

マシン操作のポイント

休憩しながら、今日の走り込みをふりかえります。
ようやくMT-10SPの扱い方が見えてきた、そんな感じです。

MT-09は加速を感じるマシン。
MT-10SPは感じる以上に速度が乗るマシン。

この感覚の差が、マシンに対する理解の邪魔をしていました。
MT-09でグイッとアクセルを開けていたところは、軽く開けるだけでOK。それでも同じぐらいに速度が乗ってるのです。
コーナーへのアプローチが気持ちズレるのは、思った以上にマシンが速すぎただけでした。

フロントブレーキは割と強めに握らないと、欲しい効力は得られません。
アクセルを戻しながらスッとかけ始めてギューっと握る。
セオリー通りにブレーキングをすると、期待通りに速度が落ちていきます。
そして丁寧にブレーキをリリースしながらバンクを始めると、くるりと気持ちよく曲がります。

MT-10SPの操作のコツは、膝と尻がポイントのようです。
特に膝頭にあるサイドカウルは、マシンに曲げる意思を伝えやすいインターフェースです。

ブレーキング時はサイドカウルの上側に両膝を置いて、ニーグリップ。
バンク角が浅いときは、両膝の位置をキープして、両膝をサイドカウルの上側に置いたまま、上体をイン側へ倒す。
バンク角が深いときは、上半身をグッとイン側へ落として、サイドカウルの側面をイン側で包むようにして触れます。
そして、尻を使ってシートのイン側へ体重を預ければ、イメージ通りにバンクしていけます。

この操作を見つけてから、マシンとのシンクロ率が高まりました。

基本的にセオリー通りにマシンを操作すること。
それを守れば、驚くほど従順に走ってくれます。
当たり前のことを当たり前にやることの重要さを再認識した次第です。

要改善ポイント

ダウンヒルでアクセルを閉じて減速すると、「ゴパパパパパン!」とマフラーから盛大にアフターファイヤが鳴り響きます。
エンジンへの影響は無いそうですが、やかましいので改善したいポイントです。

推測ですが、前オーナーがECUを書き換えたときにEXUPを全開固定にしたようです。
全開固定によって、エンジンのレスポンス向上やエンブレの緩和が望めるそうですが、アフターファイヤが多発するだけでなく、中低速トルクが痩せる面もあります。
kurokiにはデメリットの割合が多く感じられますので、EXUPは元に戻すつもり。

納車時、フロントをSUNSTARプレミアムレーシングへ交換しています。
アタリがついて効きが良くなってきましたが、まだ好みのフィーリングが得られていません。
今度はブレーキパッドを交換してみようかなあ。

いずれも今年のSUGO祭りまでに、解決しておきたいです。
もっとMT-10SPとの距離を縮めて、マシンとシンクロした走りができるようになりたいもんです。

本日のルート

  1. 名栗〜秩父〜小鹿野〜神流〜上野〜ぶどう峠〜八千穂高原〜小諸
  2. 小諸〜田口峠〜上野〜神流〜寄居

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Posted by kuroki